2歳頃に見られる子どもたちのイヤイヤ期、どう対処するか困ったことはありませんか。何にでも「嫌」と拒否するこの時期は、親にとって悩みの種になります。
この厄介な時期をどうにかしてストレスなく乗り越える方法はあるのでしょうか。そんな挑戦的な時期に対する対応策を中心に、いくつかの提案をしていきます。
この記事では、以下の点について解説します
- 子どもはなぜ「嫌」というのか
- イヤイヤ期の対応方法3つ
- ついイライラしてしまった時の対応方法
Contents
イヤイヤ期とは?
何に対しても「嫌」と反発する時期を指し、1歳後半から2歳頃に始まることが多く、特に2歳によく見られます。
こだわりが強くなったり、大声で泣いて地べたに寝転がることもあります。これは育児における一大イベントとも言えます。
なぜ「嫌」と言うのか?
2歳になると、子どもたちは頻繁に「嫌」と言うようになります。その背景にはどんな理由があるのでしょうか。
この部分では、日常生活で見られるイヤイヤ期の背景について説明します。
自己主張の始まり
この時期の子どもは、自分で歩いたり、走ったり、着替えたりと、今まで親がやっていたことを自分でし始めます。
自分でできるようになると、それに伴う達成感や喜びも感じますが、まだ完璧にはできません。
そのため親が介入しようとすると、「自分でやりたい」という気持ちが強くなり、反発することがあります。
自分の限界に対するフラストレーション
1歳以下の頃と比較して、自分でできることが大幅に増えるものの、挑戦してみても失敗することが多くなります。
やりたいことが多くても、うまくいかないことへのストレスが溜まり、「嫌」という形でそのストレスを親に向けることがあります。
親の注意を引きたい
2歳頃の子どもは、新しいことに挑戦する気持ちと親への甘えが同時に存在します。
できることが増えるにつれて、親の手伝いが必要なくなり、「もっと甘えたい」「もっと注意を向けてほしい」という願望が強くなります。
しかし、言葉でうまく表現できないため、「嫌」と言って意図的に親の注意を引こうとするのです。
子どものイヤイヤ期に対する3つの効果的な対応方法
子どもが自我を強く表現し始めるのは、心理的な成長の証です。しかし、「嫌だ」と反抗する子どもに向き合うことは、親にとっては大きなストレス源となります。
この記事では、そんな挑戦的な時期をスムーズに乗り切るための3つの戦略をご紹介します。
共感の示し方
子どもが「嫌だ」と言う時、それには彼らなりの理由があることを理解しましょう。どれほど小さなことでも、「そう感じるんだね」と共感を示してみてください。
焦って親が色々と問い詰めてしまうと、子どもは自分の気持ちを話さなくなってしまうことがあります。
言葉で自分の感情をうまく表現できない子どもにとって、共感を示されることで気持ちを伝えやすくなります。急がず、じっくりと子どもが話し始めるのを待つことが重要です。
活動のスムーズな切り替え
ある活動に夢中になっている時に次のことへ移るのは、子どもにとって難しいものです。すべてに「嫌だ」と反抗されると、親もイライラしてしまいます。
「これが終わったら、次にこれをしようね」と提案する方法を変えてみることをおすすめします。急な変更ではなく、余裕をもって変更を告げることで、子どもの抵抗を減らすことができます。
好きなキャラクターがいるのであれば、その人形やぬいぐるみを使って話しかけると子どもの気分も変わるのでいいですね。
肯定の大切さ
大人が作業をする方が速いのは明らかですが、子どもが自分でやりたいという願望を否定してしまうと、彼らの自立心に悪影響を与える可能性があります。
すべてを子どもに任せると時間がかかりますが、一緒に作業を始めて、最後に子どもに完成させることで、彼らに達成感を感じさせることができます。
イライラが止まらない時の対応方法
子どものイヤイヤ期の行動に対して、イライラすることは珍しくありません。
そういう時には、以下のアドバイスを試してみてください。
- 無理に介入しない
- 適度な距離を保つ
- スケジュールに余裕を持つ
経験が浅いために物事がうまくいかない時、親自身のストレスが高まることがあります。
そんな時は、子どもが不機嫌な時は無理に介入せず、適切な距離感を保つことが重要です。
また計画に余裕を持ち、早めに行動することが大切です。これにより、子どものイヤイヤ期をストレス少なく乗り越えることができます。
家事などやりたいことがたまって、つい自分の休息を忘れてしまうこともあります。子どもがお昼寝したタイミングで、少しでも一緒に休むことを意識してみましょう。
イヤイヤ期についてのまとめ
2歳頃の子どもは「自分でやりたい」という気持ちが高まる一方で、思っているように上手にできないジレンマを抱えています。
ママやパパに甘えたいときにも「嫌」と主張することがあります。
あなたは「そう感じるんだね」と気持ちに寄り添ってあげたり、話してくれるまで焦らずに待つことも大切です。
子どもがなかなか動かない時は、好きなキャラクターの人形などで話しかけたり、「これが終わったら、次にこれをやろう」と次の行動の提案してみるのもいいです。
自分がイライラしている時は、スケジュール管理の見直しや無理に介入せず、適切な距離感を保つことも必要です。
この記事では、子どものイヤイヤ期に対応する方法について解説しました。イヤイヤ期は心理的成長の一環であり、ずっと続くわけではありません。
紹介した戦略を活用し、育児を楽しみながらこの時期を乗り越えましょう。